中野 衛
2019年6月11日4 分
中野です。
一部の方々にはお伝えしたのですが。
中野、ビジネスコーチングの仕事を始めたんです。
ActionCOACHというところで学びまして。
アメリカ生まれ(中野はこれが好きです)、世界70ヵ国で実績を上げているコーチングファームです。
最初は、自分のビジネスの上手くいっていないところを修正したくて受けたんです、セミナーを。
そしたら自分でもコーチングをやってみたくなって。
で、そのための勉強を始めました。
始めたら、もう衝撃だらけで。
今までワタシがしていたことって、何だったのだろう?って思って、苦しんでるんです。
一番衝撃的だったのは、コーチングのコツは「いかに教えないか?」だ、と言われたこと。
えええええっ!って感じです。
だって今までワタシ、どうやって人に上手に物事を教えられるか?伝えられるか?って。
そればっかり考えてましたから。
なにしろ中学生の頃から学校の先生になりたくて。
体育教師になりたくて日体大へ進んだほどのワタシ。
結果教師にはなってないけど、飲食業時代のアルバイトや新入社員の研修係をはじめ、その後の職歴どこへいってもプレゼン担当。
研修の講師もずいぶんやりましたし、その中でどうしたらみなさんの役に立てるかと言えば、上手に分かりやすく教える、伝えることだと思って生きてきた。
そして、自分はそれが得意分野だと思って、お褒めいただけば真に受けて、本当に評価を鵜呑みにしてイイ気になっていたかも。
でも。
なんとコーチングで大切なことは「いかに教えないか?」だと言う。
それはまあまあ、ショックなことでした。
教えないで、どう接していこうかと。
つまり、教えるのでなく、引き出すのだと言うこと。
教えてしまったら、その人はまた悩むことがあると教えてくれる人の元を訪れる。
それは本当にその人のためになるのか?
いいや、ならない。
その人が自分で考えて解決出来るようにしてあげねば、本当にその人を救うことにはならないのだ、と言うこと。
ガーーーーーーーン。。。
今まで、力を込めて「教えてあげよう」として来てしまった。
しかも、それがワタシの得意技だなんて自惚れて、多くの人に。
確かに言われてみれば、聞かれればすぐに腕まくりする勢いで「教えてあげよう」と言って関わって来ましたが、そうして通過してきた道のりを振り返ると、それらはいま望むべき姿になっていないようにも見える。
ワタシのせいだ。
ワタシの責任だ。
ワタシの在り方のせいだ。
ワタシは何をして来たんだろう。
だからワタシの話は、人から「わかりやすい!」「良くわかった!」とは言われるけど、実際のその人の行動に変容を起こすことが出来ないのです。
こうなると、教えるなどと言うスタンスそのものがいかに自分本位なものかとさえ思えて来て。
猛省してます。
遅まきながら、変わっていこうと思います。
自分の可愛い子供達にも、何か教えてやれないか?といつも考えて生きてきた。
ああ、それは自主性や思考力を養う妨げになっていただろうか。。
自惚れた父を許して欲しい。。
ワタシが教えられることなんて、大したことではないのに。
そしていま、自分も定期コーチングのセッションを受けていて。
直面する自分の短所、いけないところ、上手くいかない理由の数々。
向き合うのって、ホントに苦しい。
本当に今まで、ワタシは何をして来たんだろう。。。
コーチングに出会えて、本当に良かったと思います。
コーチングに出会わず、自分に向き合わず、目を背けて人生を終えていたら、と思うと・・。
ワタシを長所と短所に向き合わせてくれた名コーチ、冨永 聖子さんに感謝します。
さて、そして。
本格的にコーチングの勉強を進めていこうと思います。
教える人から、引き出す人になりたいから。
いま、苦しいと思う分だけしっかり取り組もうと思います。
目指すは、もっと家族との時間を過ごしたくて、だから自分で自由に時間を使えるようにと独立したのに、かえって自分の時間を失って苦しんでいるような経営者の方々のサポートです。
例えば、飲食店オーナーの方。
私のキャリアも飲食なので、きっとお役に立てるはず。
人生の大事な時間を、1分1秒でも多く家族と過ごすスタイルに、提案し続けていきたいと思います。
今までワタシに関わって下さったみなさんに、新たにお役に立てるよう一生懸命やろうと思います。
こんな昨今、落ち込むワタシの救いは愛妻の一言。
「あなたは教えるのが本当に上手だし、惹きつける話が出来る。それはすごい能力。加えて引き出すことも出来るようになったら、もう鬼に金棒だね(^ ^)」。
・・泣けました。
一番身近にも、素晴らしいコーチがいるので助かります。